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ptex-qtrip について

このページはまだ書きかけです.

概要

pTeX とそこから派生した e-pTeX, upTeX との動作が どれほど異なるかを検査するために作ったテストソースです.具体的には,pTeX で拡張された部分を全て実行することを目標としたのですが, まだ完全ではありません.北川個人が作ったものであり,非公式です.

ダウンロード ==

本ページ上のメニュー「ダウンロード」よりどうぞ. ptex-qtrip-110227.tar.gz から長い間放置しています.

使い方

展開後,

 $ ptex -ini -kanji=euc qtrip
 $ ptex -fmt=qtrip -kanji=euc qtrip

としてください(本家 TRIP test と同様に,2段階での実行です). 2回目の実行で,ログが大量に吐かれますので,e-pTeX, upTeX などでも同じことを行い, ログを比較してみてください.

注意 ==

このテストソースは tetex-src-3.0 上で(ptexenc 未適用の)pTeX-3.1.11 を使って製作しています.そのため,qtrip,tex 本体の漢字コードは EUC で,ドキュメント類も EUC で作ってます.

2回目の実行の最後に,

Completed. )
(see the transcript file for additional information)

などと出ずに, 無限ループに陥ったり Segmentation Fault が発生する可能性があります. その場合,同梱している次のパッチを ptex-base.ch に適用すれば解決するかもしれません:

なお,以上4つのパッチは角藤版 W32TeX や TeX Live 2010 では取り込まれているようです.

変更履歴

  • ptex-qtrip-100710 では,qa:55068 以降のスレッドに関連した部分を追加しました. 自作の pTeX へのパッチ (ptex-base.ch.0709.diff) も入れてあります. いつものように,思わぬ副作用とかがあるかもしれません.
  • ptex-qtrip-100816 では,upTeX での実行も考慮するようにしました.
    --kanji-internal=uptex の場合に,読み込むフォントを upTeX 用のものにしてあります.
    また,次のパッチを作りました:
    • qa:55068 への対応パッチを更新(ptex-base.ch.0711.diff)
    • \accent\char\euc'130244 のような時の動作がおかしくなるバグを修正(ptex-base.ch.0814.diff)[[BR]] なお,ptexenc 適用時(ptexlive 下でコンパイルするときなど)や,upTeX にはこのパッチはそのままではあたりません.

コメント欄 ==

  • ptex-qtrip-100710 内の ptex-base.ch.0709.diff とe-pTeX 100420 が干渉しないかどうかは未確認なので,e-pTeX をコンパイルするときは ptex-qtrip-100402.11 が安全です.qa:55068 関連が(自分の中で)落ち着いたら,また更新します. -- h7k (2010-07-11 18:02:01 JST)
    • ptex-base.ch.0711.diff ではたぶん大丈夫だと思います.(2010-08-16)