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はじめに

射点の緯度経度や保安行きが変更された際の射場マップの更新方法について解説する。

射場マップ更新方法

  1. 射点の緯度経度の変更があった場合は必ず,マップの更新を行うこと。

  2. launch_site.jsonの情報を更新する。各パラメータの外湯を以下に示す。
    以下は射場によらず,必須のパラメータである。

Name Description
launch_LLH 射点の緯度・経度・高度。
type_safety 保安域の形状の種類。polygon(多角形)とcircle(円形)が指定可能。この指定により,後述の必要なパラメータが異なってくる。
xlim_ENU 射場マップの$x$(東西)方向の表示範囲。相対座標(地面固定座 $\fallingdotseq$ ENU座標)で記述する。
ylim_ENU 射場マップのy(南北)方向の表示範囲。相対座標(地面固定座 $\fallingdotseq$ ENU座標)で記述する。
x_offset 地図画像を$x$方向(地面固定座標)への移動量。地図上の座標と落下分散中の座標が一致しないときに調整に使う(詳細は後述する)。
y_offset 地図画像を$y$方向(地面固定座標)への移動量。
img 落下分散の描画に用いる地図の画像の相対パス。

陸打ち(保安域が多角形で定義)の場合は保安域の各頂点の座標の配列が必要である。

Name Description
safety_area_LLH 落下保安域の多角形の座標。[[lat1, lon1, hei1], ...]のように配列型式で記述する。

海打ち(保安域が円形で定義)の場合は保安円の中心,半径,境界端点座標が必要である。

Name Description
center_circle_LLH 保安円中心の座標
radius 保安円半径。単位はメートル
edge1_LLH 境界区域境界の端点1の座標
edge2_LLH 境界区域境界の端点2の座標
  1. 射場情報を格納したkmlファイルを作成する。
    coordinate.pyをメイン実行する。射場の選択はプログラム内launch_siteで行う。
    射場情報が格納されたkmlファイルがkmlフォルダに出力される。

  2. kmlをGoogle Earth等で読み込んでスクリーンショット,画像を黒線に沿って切り取る。

  3. 画像をimgフォルダに保存,launch_site.jsonimgを書き換える。

  4. 画像上の保安域とプロット上の線がずれる場合があるので,xlim, ylim, x_offset, y_offsetを駆使して,調整する。(面倒臭い)

射場追加方法

  1. key_launch_site.jsonに射場の呼び出し番号(数字以外も指定可能だが数字を推奨。)と射場名を追加する。 "0"は射場なしで使用しているため,使用不可。
{
    "1":"oshima_land",
    ...
    "8":"ishihinohiroba"
}
  1. launch_site.jsonに必要な射場情報を追加する。 このとき,前工程で指定した射場名以外の名前で射場名を設定すると,呼び出しができない。

  2. 射場マップの更新方法を参考にマップを作成する。

Future Work